賃貸物件フロアリフォーム(撤去作業)

ガレージハウス (2020年3月施工)

東京都葛飾区

都内の住宅街の一角にあるモダンな集合住宅。

いわゆるデザイナーハウスと呼ばれる特殊な方法やワンオフの建具などで作られた住宅です。

こだわりのデザインや施工方法の数々、パーツを組み合わせて構成された設備は既製品ではすぐに対応できない環境でしたが急遽3月中に空室のリフォームを完了したいというオーナー様のご要望で居室2室と屋外ごみ集積所のドアの改良工事を承りました。

こちらの工事に引き続き、今回はそのうちの1つです。

工事内容

  • フロアパネルの撤去復旧
  • 不要空調用給排水撤去
  • シンク移設(1Fから2Fへ)
  • キッチンファン設置
  • アウトレット復旧
  • 洗濯機用排水設備復旧
現地作業期間 延べ3日間
施工費用 約40~50万円

施工前状況

本来この物件はメゾネットの1階2階ともコンクリート土間仕上げになっていますが前入居者が温水空調システムのショールームとして使用していたために床を貼り土間と床の空間に給排水設備を埋設していました。

空調設備の内機が設置されていた場所にはこのように開口部分があり給排水設備が切断されている状態です。

この開口部分から・・・

屋外まで給排水管が走っていました。

床解体搬出作業

床の取り壊し作業開始です。

接着剤やウレタンフォームもマルチツールできれいに剥がします。

 

床材と空調の給排水設備を撤去した状態です。

給排水設備は床や土間コンクリートにアンカーで固定されていたのでひとつづつばらして外していきます。 もちろんこのようにした穴が残る状態です。

損傷部分は一か所筒ハツリと整形を施してモルタルパテを詰めていきます。

1階も同様に仕上げます。

アンカーの数が多く手間がかかりますが時間をかけて丁寧にひとつづつ取り外します。

接続部分が破壊されている排水パイプのサイズを測り復旧の準備をします。

壁面に開孔されている空調設備用の貫通孔も測定します。

床材の搬出も完了して片付けOKです。

シンク移設・キッチンファン設置

1Fに設置されていたシンクを本来の位置である2Fに移設しました。

これに伴い保管されていたキッチンファンを復旧します。

無事本来の位置に収まりました。

電気配線も別用途に変更されていたので元に戻しました。

給水設備も新しく取り付けます。

シンクと排水トラップの接合部分のガスケットに汚れが挟まり漏れがあったので一度取り外して清掃して固定しなおしました。

これで漏れもなくなりました。

排水部分も破壊されていましたので修理・修正します。

洗濯機用の排水設備も新設します。

アウトレット復旧

床のかさ上げに合わせて移設されていたアウトレットも・・・

本来あったと思われる位置に移設します。

作業中も整理整頓、清掃は欠かせません。

コンクリート床面に合わせて再施工します。

コンクリートの壁からCD管で直接出ているので位置を合わせて配線の入れ替えも行います。

故障していた照明器具も交換です。

完成

塗装も完了して居室が完成です。

  

1Fの半分はガレージ兼用となっておりオートバイをそのまま乗り入れて保管できるようになっています。

これで無事入居者募集を開始することができます。

賃貸住宅は空室期間をいかに少なくするかがコスト管理の決め手です。 退去から入居準備完了までの施工内容と工期が大変重要で影響が少なくありません。

賃貸住宅物件のオーナー様のお手伝いが少しでもできて良かったです。


フレックスフリートでは思いがけず発生したトラブルや緊急の修理、賃貸住宅のリフォームなど工期が迫っているプロジェクトも可能な限り対応いたします。

ご相談ください。

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