地下駐車場+給排水管配管撤去工事 (2020年10月施工)
以前防犯カメラシステムを施工させていただいた戸建て住宅にて放置配管の撤去と防水工事を承りました。 地下車庫付き中古住宅を購入されて少しづつご自身で改善しているとのことでしたが依然この地下車庫は改装されて店舗として活用されていたとのことですが購入時には撤去されて本来の車庫に復旧されていました。
ところが完全に復旧されておらず撤去されるべき擁壁を貫通している配管などが一部そのままになっており地下水が漏れ出し、更には動線上に放置された配管が飛び出て危険な状態になっておりました。
オーナー様の長年の懸案事項を一気に解決です!
現地作業期間 | 延べ2日間 |
施工費用 | 約10万円 |
クライアント様の要望
- 地下水の防水
- 躓き危険の排除
- 不要な給排水配管の撤去
- 散水栓の位置調整
- 内装接着痕の除去
施工状況
車庫の様壁面には内装材が接着されており完全に撤去されていない状態です。 これはマルチツールを使って丁寧に撤去しました。
コーキング材は簡単に取れますがエポキシ系の接着痕は手間がかかりますがゆっくり丁寧に作業すれば綺麗に撤去できます。
先ず亜h覆われているコンクリートを取り除く作業からスタートです。
こちらが本題の残留している給排水管です。
もともとはコンクリートで覆われていましたが水道管は15cm程車庫の床面に突出してその上をコンクリートで盛ってあり大変危険な状態でした。 下水管は擁壁の内部でキャップをされて埋設投棄されていました。
擁壁の反対側の様子です。
投棄された下水管は玄関アプローチの土間の下を通って下水に接続されています。
不要な下水管を切断してその下にあるw水道管の分岐を確認します。
このT字箇所で擁壁を貫通して車庫内に経路と既存の散水栓に分岐されています。
今回は不要な分岐を撤去して更に散水栓の位置を使いやすいように修正します。
断水し不要な給水管部分を撤去して散水栓接続部分を新規に作製します。
この箇所は直線の配管(パイプ)部分がほぼなく繋ぎ手同士が直近で組まれている状態で本来の径の部材を組み合わせて施工することが不可能な状態ですので組み合わせを考慮しつつ手作業で加工しました。
細かいところですが散水栓の位置がなんとなく中心からずれており実用上の問題はありませんが気になるので45度エルボを組み合わせて作りなおしました。
散水栓が無理なく完璧な位置に収まりました。
配管の修正が完了し漏水がないことを確認したところで擁壁の復旧のため清掃・洗浄します。
浸水により錆びていた鉄筋は錆び取りし塗装します。
コンクリートに防水性を持たせる樹脂を混ぜた水でこねたものを開口部分に詰めていきます。
先ずは裏側から。
玄関アプローチ部分もきれいに仕上げて作業完了です。
後日雨が降りましたが地下水の浸水は一切無くなったとのことで一安心!
更に転倒危険の原因にもなっていたでっぱりもすっかりなくなり安全で快適になったとのことで喜んでいただけました。
フレックスフリートでは思いがけず発生したトラブルや緊急の修理、日ごろ使っている中で感じる「悩み」を修正改善すべく可能な限り対応いたします。
その「困ったもの」や「悩み」のほとんどは実は安全上の問題であることが常です。
事故や怪我が発生する前にご相談ください。