玄関ドア(鉄扉)サビ穴補修+塗装 (2021年1月施工)
30年程使用しているスチール製の玄関ドアにサビが発生しその一部は腐食が進行して穴が開いている状態にまで悪化、またポーチにある鉄扉の腐食が始まり朽ちる前に食い止めたいとのご依頼。
玄関ドア自体の交換も念頭に補修の依頼をお受けいたしましたがフレックスフリートではコストをかけずに回復できるところはセーブし、その分の予算を本当に必要としている部分や将来の改善に投入できるように板金修理で回復する方法を提案いたしました。
現地作業期間 | 延べ2日間 |
施工費用 | 約10万円 |
施工状況
こちらが築30年程湘南の海沿いで玄関を守っていたスチール製ドアです。
鏡板のプレス部分は錆が発生しその一部はすでに開放しています。 またオーナー様からドアが下がっているのか下端がフレームに擦れて開閉時の抵抗があるので修正してほしいとのことでした。
鏡板の板金補修
こちらが問題の開放部分です。
画像ではすでにある程度擦って穴の大きさを確認しています。
穴の大きさもそこそこではありますが問題はプレスの段差が複数通っておりさらにその角部分まで被っていることです。
造形の再現が複雑になります。
板金用のパテで下地を作ります。
パテの感想を待ち基本的な造形を出していきます。
納得のゆく形状が再現されるまでパテと研磨を繰り返します。
乾燥に時間がかかりますので作業の進みはゆっくりですね。
その他の部分もパテ修正を施して塗装下地を完成させます。
ポーチへのドアも下地処理をして同色で塗装します。
施工後
錆止め効果の高い塗料でブリティッシュ・グリーン系の色合いで塗装しました。
一番気になる板金補修箇所の様子です。
大きな穴が開いていた形跡は無くなり、プレスラインも気にならない程度には再現できています。
今回はドアの板金補修・塗装工事ということでドアパネルのみのご依頼内容でしたが、ドア自体に歪みやずれはありませんでしたのでドア下端にあるゴム製気密パッキンとドアフレームを清掃・研磨してゴムの保護剤をと塗布することによりスムーズな開閉が復活しました。
玄関付近のこのような箇所も作業範囲外でしたがせっかく綺麗に塗装されたドアが映えるように簡単ですが補修塗装もサービスでさせて頂きました。
ポーチドアも完成です。
築年数によりこれからどの程度の期間この建物を使用するか、立て替えや引越しのタイミングと予算によって様々な対処法が考えられます。
フレックスフリートはその状況や将来の予定に見合う、またお客様の必要としている内容にあった施工を提案します。 一方で危険や障害の原因となる要素がある場合にははっきりと指摘したうえで対処方針をお客様と一緒に検討させて頂きます。
フレックスフリートでは思いがけず発生したトラブルや緊急の修理、日ごろ使っている中で感じる「悩み」を修正改善すべく可能な限り対応いたします。
その「困ったもの」や「悩み」のほとんどは実は安全上の問題であることが常です。
事故や怪我が発生する前にご相談ください。