戸建て住宅+地下駐車場+LAN追加工事 (2018年3月施工)
人通りの多い道路に面した新規購入の戸建て住宅に防犯対策としてカメラを導入したいとのご相談。 予算と設置規模のバランスから当社にご相談頂き目的と予算のバランスの取れたシステムをご提案させて頂きました。
システム構成
- IP66防水IPカメラ(1280×720 100万画素)4台
- 基本機能タイプネットワーク画像録画装置
- カメラ電源コントロール
- システム制御ボックス
現地作業期間 | 延べ2日間 |
施工費用 | 約30万円 |
今回のシステムの特徴
クライアント様の要望
- 現在必要な監視箇所は4か所
- インターネットやLAN経由での監視機能
- 簡単な操作
- 1箇所は建物から分離した地下駐車場の監視
- 見せる防犯システム
- 1回リビングから有線LANを2回の執務室まで設置(追加工事)
当社提案システム
- カメラ4台をベースとして将来の拡張に備えて最大8台のカメラまで収容可能なシステムを採用
- 2TBのHDDで4チャンネル最低2週間の録画容量
- 事案発生時にはUSBメモリに必要な動画をコピー可能
- カメラは固定式(PTZ無し)
- 将来のセンサーライト追加に備えてすべて有線式(全監視位置に電源供給)
- 建屋内も含め露出配線を可能な限り無くして、保護対策を行う
必要最小限に機能に絞ったシステムにより極力簡単で分かりやすい操作を実現すると同時に、一般事務所や屋外と異なる過酷な工場と設置範囲の広さから通信システムの信頼性と堅牢性を確保を予算内で両立できるシステムを検討しました。
施工状況
NVRは宅内設置ですが地下車庫内にメインコントロールボックスを設置します。
今回はカメラ電源は個別ではなくシンプルな操作の統合制御にしました。
ご主人が大型バイクを所有されておりショアパワー充電をしたいとのリクエスト、充電器をコントロールボックス内に設置して施錠できるようにしています。
コントロールボックスから車庫内カメラ、建物に設置するカメラ、宅内LAN向けの接続の為コンジットを伸ばします。
車庫内のカメラは対角にある口付近を捉えるよう奥側の角に設置します。
このIPカメラは有線無線両用ですがフレックスフリートトレーディングでは有線での接続をお勧めしています。 無線LANタイプのカメラでも電源線を配策する必要があり完全に配線が無い状態での運用は出来ません。 安定した運用へのリスクを抱えつつ敢えて無線接続をする利点は有りません。
地下部分から建物への接続は既存で既に使用されなくなった配電線を撤去して新規に引き直します。
地下車庫の貫通部分です。
この部分の防水処理が不十分で水漏れにより地下車庫内を浸水させていたので改善します。
地下車庫から立ち上がった管は宅内向けと他のカメラ向けに分岐されます。
玄関カメラ用のボックスを取り付けます。
カメラは軒下に設置し汚れにくく逆行が差しにくい位置で固定されています。
建物裏側の2面をとらえるために角にボックス1個設置し、カメラ2個を2面に設置することにより通信線・電源線の施工工数を節約して性能を保ちながらコストを抑えています。
1階リビングのルーターからの有線LANの取り出し部分です。
既に施工済みの通信ケーブル導入孔カバー内にLANケーブルを配策します。
無事NVRの動作確認も済み施工完了です。